[Chisel]Bundleに接続するのはハードウェア
- M.R
- 2024年6月29日
- 読了時間: 1分
現象
以下のコードを実行すると、
class Signals extends Bundle{
val pc = UInt((32.W))
・・・
}
val sig = Wire(new Signals)
sig.pc := 0.U
以下のエラーが発生
chisel3.package$ExpectedHardwareException: data to be connected 'UInt' must be hardware, not a bare Chisel type. Perhaps you forgot to wrap it in Wire() or IO()?
原因と対策
エラーメッセージに書かれている通りで、sig.pcに接続するのはハードウェアでなくてはならない。以下のようにすればよい。
sig.pc := WireDefault(0.U)
当初「Bundleはただのデータの集まりでしょ?」と思ったが、
Bundleは同時に接続する信号線をひとまとまりにしたもの、と解釈する。
ならばと思って以下のように定義したらこれはコンパイルエラーになった
class Signals extends Bundle{
val pc = Wire(UInt((32.W)))
・・・
}
結局Bundleというのは「それぞれの信号線の値をどう解釈するか」の定義であるため、型としてはハードウェアでなくchiselの型(ただし実際に繋ぐのはハードウェア)と解釈するのがよさそう。
最新記事
すべて表示現象 配列がある インデックスを表す変数が配列のサイズ内かをチェックし、サイズ内の場合のみ要素にアクセス というよくあることをやろうとした val array = Seq.fill(ARRAY_SIZE)(...) when(i.U < ARRAY_SIZE){...
概要 Queueを使ってデータのやり取りをする場合、以下のような操作が可能です。 Queue.io.enq.valid:falseにするとデータを入れない Queue.io.deq.valid:falseにするとデータを取り出さない これらの使い分けについてまとめてみます...
やりたいこと 類似したユニットが複数ある これらの処理は大部分が共通で一部のみ異なる 条件に応じて適切なユニットを1つ選び、処理を実行させる やろうとしたこと これを実現するために 親クラスを定義し、共通処理はここに記述...
Commentaires