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[Chisel]Queueについて
- M.R

- 2024年3月8日
- 読了時間: 1分
はじめに
Chiselでデータの受け渡しにキューを使いたい場合のためにQueueクラス(そのまま)が用意されています。
その使い方について説明します。
基本的な使い方
定義
val buf = Module(new Queue(gen = new UInt, entries = 10))genには受け渡されるデータの型のインスタンスを指定します。entriesにはキューに入るデータ数の上限を指定します。
入出力
io.enq.bitsに入力するデータを接続します。
buf.io.enq.bits := data格納するタイミングでvalid、readyをtrueにします。
buf.io.enq.valid := true.B
buf.io.enq.ready := true.B同様に、取り出す先にio.deq.bitsを接続し、valid、readyを設定します。
eXUnit.io.input := buf.io.deq.bits
buf.io.deq.valid := true.B
buf.io.deq.ready := true.B実際はキューを使いたいというからには、「ある条件が満たされたらキューから取り出す」というようなことがしたいと思います。
例えば演算が終わったら次の指令を指令キューから取り出す、というようなことです。
このような場合、「条件信号」を定義し、readyに繋げばよいです。
var complete = Wire(Bool())
・・・ //演算が終了したらcomplete = true.Bになる
buf.io.deq.valid := completeここがソフト屋からするとちょっと分かりにくい部分で、「ある条件が満たされたらenq()メソッドを呼ぶ」のではなく、このように信号値で制御します。






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