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[Flutter/dart] ColumnやRowで残った領域に合わせてWidgetのサイズを変更する



概要


Flutterでアプリを作っていると、「ある大きさの決まったWidgetを配置し、残ったスペースに合わせてもう一つのWidgetを最大化して配置したい」という状況があります。

例えばページ最下部に広告を配置し、残った領域の中でSingleChildScrollViewで要素をスクロールさせる、といった状況などです。

このような場合の対応についてまとめます。



方法


ExpandedまたはFlexibleを使いましょう。

どちらも、RowやColumnの中で、それ以外のサイズの決まっているWidgetを除いた領域に合わせて子Widgetのサイズを変えてくれます。

下の例では、SizedBoxの高さを除いた高さをExpandedが確保し、Columnがその中に納まらない場合はスクロールして表示できます。


@override
Widget build(BuildContext context) {

  List<int> list=List.generate(20, (index) => index);

  return Scaffold(
      appBar: AppBar(
        title: Text('demo'),
      ),
      body: Container(
        padding: const EdgeInsets.all(16),
        child: Column(
          crossAxisAlignment: CrossAxisAlignment.center,
          children: [
            Expanded(  //ここ
              child: SingleChildScrollView(
                child: Column(
                  children: list.map((e) =>
                    ListTile(
                      title: Text(
                        e.toString(),
                        style: TextStyle(
                          fontSize: 18
                        ),
                      ),
                    )
                  ).toList(),
                ),
              )
            ),
            SizedBox(
              height: 80,
              child: Container(
                color: Colors.red,
              ),
            ),
          ],
        )
      )
  );
}



Expandedは残りの領域のサイズに合わせて子widgetを最大化しますが、Flexibleの場合は残りの領域内で子Widgetのサイズに合わせてサイズが最適化されます。

例えば、Row内にアイコン画像、文字列、時刻を、アイコン、時刻を配置して残った領域内に文字列を配置することを考えます。この時、Expandedを使うと、文字列が短い場合文字列と時刻との間に不自然に間が空いてしまいます。


Expandedを使った場合

@override
Widget build(BuildContext context) {

  return Scaffold(
      appBar: AppBar(
        title: Text('demo'),
      ),
      body: Container(
        padding: const EdgeInsets.all(16),
        child: Row(
          children: [
            Icon(Icons.brightness_1),
            Expanded(  //ここ
              child: Text(
                "abc",
                style: TextStyle(
                  fontSize: 18
                ),
              ),
            ),
            Text(
              '19:00',
              style: TextStyle(
                  fontSize: 18
              ),
            )
          ],
        )
      )
  );
}

Flexibleを使えば文字列のすぐ後ろに時刻を配置できます。


Flexibleを使った場合

@override
Widget build(BuildContext context) {

  return Scaffold(
      appBar: AppBar(
        title: Text('demo'),
      ),
      body: Container(
        padding: const EdgeInsets.all(16),
        child: Row(
          children: [
            Icon(Icons.brightness_1),
            Flexible(  //ここ
              child: Text(
                "abc",
                style: TextStyle(
                  fontSize: 18
                ),
              ),
            ),
            Text(
              '19:00',
              style: TextStyle(
                  fontSize: 18
              ),
            )
          ],
        )
      )
  );
}

ちなみにExpandedかFlexibleがないと文字列が長い場合に"RenderFlex overflowed ..."になってしまいます。Textにoverflowプロパティを設定するだけではだめです。



まとめ


残った領域で

・子Widgetを最大化 → Expanded

・子Widgetの大きさに合わせて可変 → Flexible

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