[Flutter/Dart]Reduxでリモートデータベースのデータで状態を初期化
やりたいこと
Reduxで状態管理をする。状態はAppStateとする。
アプリ開始時にリモートのデータベースからデータの取得を開始
データを取得
取得中は待機マークを表示
取得したデータからAppStateを作成
作成したAppStateを元にUIを描画
方法
3、4、5を実現するためには、「取得完了」のフラグをAppStateに追加しましょう(※1)。
ビューはこのフラグを見て表示を切り替えます(※2)。
フラグをAppStateの変数にしておけば、フラグの値が変わった時に自動でリビルドしてくれます。
1のために、データ取得処理を行うAction(FetchDataAction)を追加しましょう。
FetchDataActionを投げることで、リモートデータベースからのデータ取得を開始します。
middlewareではFetchDataActionが投げられた場合、データを取得し(上記2)、完了したら、取得したAppStateでstoreの内容を書き換えるAction(ExchangeStateAction)を発行します(※3)。
この時、取得完了フラグの値も変えましょう(※4)。
ExchangeStateActionが発行されたら、reducerでstoreのstateを差し替えます(※5)。
コードで書くと以下のようになります。
class AppState{
final ItemListState itemListState;
final bool fetched; //(※1)
}
//middleware
void AppStateMiddleWare(Store<AppState> store, dynamic action, NextDispatcher next) async {
if (action is FetchDataAction){
if (!store.state.fetched) {
AppState state = await getData(); //データ取得処理
state = state.changeFetched(true); //(※4)
store.dispatch(ExchangeStateAction(state)); //(※3)
}
}
//・・・
}
//reducer
AppState appStateReducer(AppState state, action){
if (action is ExchangeStateAction){
return action.state; //(※5)
}
//・・・
}
//ビュー
@override
Widget build(BuildContext context) {
return StoreConnector<AppState, bool>(
converter: (store) => store.state.fetched,
builder: (context, fetched)=> Navigator.of(context).push(
MaterialPageRoute(
builder: (context) => fetched? MainPage(context):
CircularProgressIndicator(); //(※2)
)
),
);
}
最後に
わかってみると簡単ですが、最初は中々手こずりました。reduxではどこでどの処理やらせるか慣れるまでに少し掛かりますね。
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